FX初心者はまず損切りできるようにならないと負ける

損切りに慣れないFX初心者が負ける

FXは多くの方が負ける。

なぜ負けるのか?

それは損切りができないから。FXにおいて、利益を出し続けるには手法や稼ぐコツよりも損切りが上手にできるかがものを言うのだ。

数々の手法を学ぶより、まず損切り。損切りは稼ぐトレーダーにおいて必須の能力と言えるだろう。

今回の記事では、そんな重要な損切りについて、FX初心者の方にわかるよう

・なぜ損切りが重要?

・損切りの目安幅

・確実に損切りするために知っておきたいこと

の3点を中心に書いていく。FX初心者の方にとっては、見ておいて損はないはずだ。

なぜFX初心者には損切りが重要なのか?

まず最初に、なぜFX初心者にとって損切りが1番大切なのかについて説明していく。

この章で損切りの大切さについてしっかり理解頂ければと思う。

そもそも損切りとは?

そもそも損切りとは何かというと、損失を確定させることを損切りと言う。

ちなみに損失が出ていても決済しない状態を含み損と言う。

さあ、まだ損切りの重要さはわからないと思う。次の章から本格的に紹介していくぞ。

損切りが手法より大事と言われている理由

FXには、利益を出すために様々な手法がある。

経済の基礎的な条件から分析するファンダメンタルズ分析や、様々なテクニカル指標を用いて行うテクニカル分析がメインだ。

FXで利益を出すには分析力は欠かせない。

FX初心者に多い勘違いが、FXで稼ぐには手法が1番重要だということ。

確かに稼いでいるFXトレーダーの中には、手法を知らない人なんていない。それは事実だ。

それでも最も重要なのは損切り。損切りが何よりも重要になる。

なぜこんなにも、損切りの重要性を説いているのか。いよいよ説明していくぞ。

損切りを行わないと含み損は膨らんでしまう可能性がある

損切りが重要な理由の1つ目は、損切りを行わないと、含み損はどんどん膨らんでしまう可能性があること。

FX初心者は、「損を確定させなければいつか戻る。損切りなんてしないほうがいい。」と考えがちだ。

しかし為替相場はそんなに甘くない。FXは9割の人が負ける取引だ。

つまり、思った通りに相場が動くことは少ない。

そして損切りが出来ないと、損失は膨らんでいく。一瞬にして負ける可能性だってある。

損切りを行わないと資金が固まってしまい有望な投資先に資金を回せない

損切りが重要な理由の2つ目は、損切りを行わないと利益が出せそうな投資先に資金を回すことが出来ないという点だ。

例えば、私がドル/円で取引をしているとする。そして今は含み損を抱えてしまい損切りしていない状態だ。

そんな状態の時に、例えばユーロ/円で明らかに利益が取れそうな相場が来た。

しかしドル/円の取引を損切りしなければ、ユーロ/円の方にお金を回すことが出来ない。

このように、無駄にポジションを持っていることで、有利な相場での取引機会を逃すのだ。

損切りを行わないと有望な投資先に資金を回せなくなってしまうことが、わかっていただけただろうか。

FX初心者が損切りを苦手とする理由

FX初心者の方が、損切りを苦手とする理由は、人間の本能からくるもの。

人間の本能は損をしたくないように出来ている。

人間誰しも本能で「負けを認める」ことが嫌なのだ。損切りに苦手意識があるのはあなただけではにということだ。

この本能があるからこそFX初心者の方は損切りをすることを過度に嫌がる。

何故、FX初心者が特に損切りが苦手かというと、FX初心者の方は本能のまま取引することが多いからだと感じる。

FXで利益を得ている人たちは本能に左右されたトレードなんて絶対にしない。

9割負けているということは、本能のままやっても勝てないことを証明している。

緻密なルールに基づいて取引をするのだ。

私の使っている緻密なルールは、まずを損切りができるようになってから伝えようと思う。

まず損切りを学ぼう。

FXについて少し知っている人は、「ルールなんかなくてもFXにはロスカットがあるじゃないか」と思う方もいるかもしれませんね。

ロスカットとは一定ラインまで証拠金維持率が下がったら強制的に損切りになる仕組み。

しかしロスカットによる損切りは最悪だ。次の章では、ロスカットと損切りの違いについて書いていく。

ロスカットになる前に損切りしろ

FX初心者の方が、FXで勝つためには何よりも損切りが重要だと口酸っぱく言ってきた。

そして同じ損切りでも、ロスカットはダメだ。ロスカットになる前に損切りをしろ。

無駄な損失を回避できること

ロスカットの損切りのラインは、一般的には証拠金の50%が多い。

つまり資金が半分にならないと損切りされないわけだ。もし、ロスカットでの損切りが連続したら、どうなる?

そう、あっという間に資金は無くなっていく。あなたが思っている何倍もの速さで資金がなくなっていくこともある。もちろん反対に、一瞬で稼げることもあるがな。

損切りは、ロスカットの前に行わないと全く意味がない。

ロスカットは実行されない場合があること

ロスカットは証拠金維持率が、一定のラインを下回ったら強制損切りになる。マーケットの状態によっては損切りが間に合わないことだってある。

詳しく説明していこう。

もう一度言うが、ロスカットは間に合わないことがある。つまり、ロスカットにしか頼っていないと損切りもできず追証や借金など、地獄を見る可能性もある。

実際に起きた例で説明すると、2015年1月に起きたスイスフランショックと2018年8月起きたトルコリラショック。

どちらも為替が暴落し証拠金がロスカットラインに到達してもロスカットが間に合わなかった人が、世界中にいた。

つまりロスカット以上の損失を被ってしまったのだ。

ロスカットが実行されなければ、証拠金以上のマイナスもあり、追加で証拠金を入金しなければいけない状況になる。

借金を背負ってしまうことだってありえる。

相場急変時にはこのようにロスカットが、間に合わないことがあるのでロスカットに頼った損切りは大変危険だと言える。

余談だが、国内FX業者は、ロスカットを採用しかないが、海外FX業者には「ゼロカット」という仕組みがある。

ゼロカットとは口座残高以上にマイナスにならない仕組みです。ロスカットのように裏切られることもない。

相場急変はいつ起こるかなんて。わからないことが多い。口座残高マイナスのリスクを排除するには海外FX業者を利用すべきだ。

まずゼロカットについて知ってみることがいいだろう。

<<ゼロカットとは?

ロスカットは、「FXで利益を出すための損切りの方法」ではない

次からは、実際に損切りした場合の幅について書いていく。

FX初心者にオススメの損切り幅の目安とは?

ロスカットが利益を出すための損切りの方法ではないのであれば、一体FX初心者がFXで勝つための損切りのラインはどのくらいなのか。

推奨したい目安は「10pips」。なぜ10pipsなのか。理由は2つある。

FXは利大損小であることが勝利の鉄則だ

FXで勝つためには「利大損小」だ。

利大損小とは、利益は大きく、損七は小さくすること。

FXに限らず投資の鉄則と言われているほど、利大損小は基本的な知識ともいえる。

「何を当たり前のこと」と思われているかもしれない。しかし、利大損小を実践するのは、難しい。

何故なら人間の本能は「利小損大」だからだ。

また、人間の本能の話をしてしまって申し訳ない。が、FXは人間の本能では勝てないということが、この記事を読んで伝われば嬉しい。

人間の本能は、利益を逃したくない、損失はしたくない、という心理が働いている。

利大損小にするには、まず人間の心の底にある本能に勝たなければいけない。

利大損小を実現させるには、損切り、もっと詳しく言うと「10pips」だ。

 10pispで損切り、30pipsであれば勝率4割で十分勝てる

損切りを10pipsで設定した場合、利益は30pipsに設定することを推奨する。

なぜなら、10pipsの損切り、30pipsの利益であればFXの勝率は40%でトータルでは勝てるからだ。

いくら利大損小といっても利益確定を100pipsまで待てとは言わん。そんなことはさすがに無理だ。

人間欲望のだからな。

大抵のFX初心者は、100pipsまで我慢できない。いや、初心者だけでなく、プロのトレーダーでも難しい。

しかし30pipsならば我慢できるだろ?

利益幅も初心者のうちは少なくしておいたほうがいい。だから損切りのラインは10pipsだ。

しかし、いくら10pispと損切りのラインを決めても、人間の本能は邪魔してくる。FXにとっては本能は邪魔でしかない。

ただそんな10pips での損切りを確定させるのには秘訣がある。最後に詳しく書いていこう。

損切りを徹底するために覚えておきたいこと

先程の章で損切りのラインは10pipsを推奨してきた。この章では、損切りのライン10pipsを正確に守る方法について書いていく。

それは「逆指値注文」だ。

逆指値注文とは為替がこのラインまで動いたら自動的に解約する機能。

この逆指値注文をうまく使うことが、損切りがうまくなるためにとても有効だ。

「逆指値注文」を推奨する理由は2つある。

 注文時に損切り幅を決めることができること

逆指値注文は、注文と同時に注文を出すことができる。

損切りの幅を注文時に決めておけば、確実に損切りをすることが出来るわけだ。

逆指値注文は、決められたことを正確に実行してくれる。ただ、途中で損切りの幅を変えると、キャンセルすることも可能だ。

損切り幅は小さくすることはあるが、広げることは絶対にするな。そんな意志の弱い人間にはFXは勝てない。

感情に左右されにくい

人間は、感情の生き物だ。

1日に起きた出来事によって気分は大きく変わることだってある。

気分がいい時は雑になることもあるし、気分が悪い時は、必要以上にネガティブな取引になってしまうことだってあるだろう。

そんなときでも、感情を入れないトレードをするには、事前に損切り幅や利確幅を決めておくべきだ。

まとめ

今回は、FX初心者の方にとっての損切りの重要性について説明しました。FXで利益を上げるためには、損切りを油断せずに行うことが重要。

FX初心者の方は、最初は利益を出して喜ぶよりも、しっかり決められたラインで損切りできる方のほうが優秀だ。

この記事を読んで、損切りがいかに重要かがわかっていただけただろう。

損切りは、FX初心者の方が多額の利益を出すための第一歩だ。さあ、もっと知識を得て、FXで自由な生活を手に入れろ。

FX初心者が読んでおくべき手法についてのまとめ

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